ざっくり言うと家全体の約半分が窓から熱が逃げていきます。
一般の方はご存じないでしょうが、現在「窓」は多種多様にあります。
アルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシ。
ガラスも単板ガラス(一枚)、ペアガラス(2枚)、トリプルガラス(3枚)、さらに普通のガラスから金属膜をコーティングしたLow-Eガラスというものまで。
空気層も普通の空気、アルゴンガス、クリプトンガス、さらに層の厚さも違います。
これらを組み合わせ、ひとつの窓が出来ます。
熱貫流率という窓の断熱性を測る数値がありますが、窓全体での数値しかメーカーは好評していないので、それぞれの部分的な性能が分からない・・・。
ということで当社の事務所で実験してみました!
もともとついている窓をはずし、そこに3種類のサッシを取付ました。
最近購入したサーモグラフィーカメラにて撮影するとこんな感じ。
左から
A 樹脂サッシ+トリプルガラス(Low-Eガラス)+クリプトンガス。
B アルミ樹脂複合サッシ+トリプルガラス(普通のガラス)+アルゴンガス。
C アルミ樹脂複合サッシ+ペアガラス(普通のガラス)+普通の空気。
違いが出てますね!
計測時の外気温1.7度、室内気温24度です。
枠部分の平均表面温度はAが20度、Bが17度、Cが15度でした。
次回にガラス部も含めて総評をします。