地鎮祭は、土地の神様に「これからこの土地に入り、工事をさせて頂きます」という挨拶をする儀式です。
土地の浄化、建築中の安全、建築後の家内繁栄祈願の意味合いがあります。
地鎮祭は大安・友引・先勝の午前中が良いとされますが、
お施主様に特にこだわりがない場合は、お好きな日でかまいません(^^)
予定日の1ヶ月前から2週間前に日取りを決定します。
神主さんには建築場所、建主、施工者、設計者の氏名、参加人数などを伝えます。
いよいよ当日!
地域や神主さんによって、進行の手順が多少変わることもあるので、
神主さんの指示に従って動きます。式の時間は30分から1時間程度です。
1.
修祓の儀(しゅばつのぎ)
降神の儀(こうしんのぎ)
献饌の儀(けんせんのぎ)
参列者・お供え物を祓い清め、土地の神・地域の氏神を迎える儀式です。
2.
祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主さんが神様に工事の安全を願って祝詞を読み上げます。
3.
清祓の儀( きよはらいのぎ )
酒、米、塩、紙を用いて敷地の四方と中央を祓い清めます。
4.
刈初の儀(かりぞめのぎ)
草刈初( くさかりぞめ )と穿初( うがちぞめ =鍬入れと鋤き入れ )からなり、神様に工事の許しをもらう儀式です。
祭壇わきの盛り砂に枝を立て、大地とみなします。
施主様が鎌を持ち、「エイッ、エイッ、エイッ」と3回かけ声を出しながら、盛り土に立てた枝を刈る仕草を行います。
続いて設計者が鋤入れの儀を行います。「エイッ、エイッ、エイッ」と3回かけ声を出しながら耕す仕草をします。
続いて施工者が鍬入れの儀を行います。
「エイッ、エイッ、エイッ」と3回かけ声を出しながら掘ります。
砂の山の右、左、中央の順に掛け声と共にくわいれをし、かけ声の3回目で山を崩します。
最後に「鎮め物」という神様への納め物を盛り土にうずめます。
5.
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
さかきの枝に紙垂を付けたものを玉串と言い、これを神前に捧げます。
神主さんの前で一拝(おじぎ)し、玉串を受け取ります。
これを持って神前に進み、一拝してから玉串を時計まわりにまわして切り口を神前にむけお供えします。
お供えをしたら、祭壇に向かって「二拝、二拍手、一拝」をします。
6.
撤饌の儀(てっせんのぎ)
昇神の儀(しょうしんのぎ)
お招きした神様にお帰りいただく儀式です。
7.
直会(なおらい)
直会とは元に戻るという意味です。
皆でお神酒をいただき、地鎮祭の儀式は終了です!
地鎮祭が終わると、地盤調査・地盤改良です!