一般的に壁の断熱材はグラスウールというガラス繊維で出来た綿上のものを使われています。
1立方メートルに10kgの重量=密度が多く使われています。
熱伝導率という数字が低いほど断熱性能が良いとされる数値ではグラスウール10Kが0.05、セルロースファイバーが0.037となっています。
この断熱材が袋に入った状態で現場に施されます。
何と言ってもコストの安さと施工が容易なのが多用される理由かと思われます。
注意が必要なのが大工さんの手(良悪)によっては隙間=熱欠損が起きるということ。
「熱欠損」の怖いのは熱損失だけでなく、寒暖の差で壁内が結露してしまうということ。
個人的にローコスト住宅の大工さんなどはスピード重視(手間が安いため)なため上記のようなことが起きやすいです。
当社の取引先でセルロースファイバーとの分かりやすい比較画像がありました。
もうひとつ決定的な違いがあります。
セルロースファイバーの壁断熱施工は1立方メートルあたり55kgの重量=密度です。
実際の現場では60kg程度入っております。
実に6倍の密度!パンパンです!
防音効果もかなり違います。