ナチュレホーム 福井の自然素材個性派デザイン住宅「ナチュレスタイル」
社長ブログ

2020年8月

適した家づくり

家づくりは年々進化しています。

私も設計者として随時最先端の情報収集し、取り入れれる要素・適さない部分など、的確に判断して家づくりに役立てています。

インターネットの発達もあり一般の方も簡単に最先端の情報が手に入る時代です。

・パッシブデザイン
・日射取得、日射遮蔽
・UA値、C値
・床下エアコンなど

昔ながらの工務店や性能向上意識のない建築会社などは「答えられないだろうな」という単語が一般の方よりバンバン出てくるようになってきました。

業者任せにせず、ご自身でも勉強して「良い家」を造ることは大事なことです。

しかしインターネットなどで簡単に情報が手に入るがゆえに誤認していることも多くあるようです。

発信者の良いところどりの表現で、その情報を鵜呑みにして「〇〇は良い」と思い込み(洗脳)されていることも多く見受けられます。

例えば「パッシブデザイン」

南面の窓を出来るだけ大きく・たくさん配置し、軒の出を出すことで太陽高度の高い夏の日射は遮り、太陽高度の低い冬の日射は取り込む。

自然の恵みを最大限に受ける、素晴らしい設計手法です。

しかし冬の日照時間が600時間と長い東京では有利に働きますが、220時間と短い福井では不利に働きます。

こういった話を理論的な面とリアルな面と両方から切り込んで書いていきます。

複数あるのでシリーズ化して書いていこうと思います。

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Tel : 0778-52-5507
Email : info@nature-ie.com

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暑さ対策 遮熱

暑い日が続きますね。

現場の職人さん方は本当にご苦労様です。

冬の断熱は重要視する方が多いですが夏の遮熱も大事です。

これからの地球温暖化も見据えてしっかりとした施工が必要です。

当社では遮熱に対して4つの対策をしています。

1.「軒の出」を出す。
壁より出ている屋根の部分です。
特に夏の日射を遮るのには南面が重要になってきます。

2.「遮熱シート」
画像で見える銀色のシートが遮熱シートです。
こちらの現場では休憩に隣の鉄骨車庫を使用させて頂きましたが、車庫より遮熱シートを張った現場のほうが涼しいです。
遮熱シートは熱を反射するのに対して車庫の外壁は熱を吸収しているので体感ではっきりわかります。
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3.「通気層工法」
外壁下地の施工方法です。
遮熱シートで反射させた熱を逃がすのに重要で、湿気対策にもなり住宅の長寿命化にもつながります。
*この現場の2Fは角波のため材料自体が通気するのであえて通気口をとっていません。

P8190001.JPG

4.「屋根裏換気(軒裏換気)」
屋根裏換気や外壁の通気層などは建築関係者であれば当たり前と思っている方も多いと思いますが、職業柄たくさんの大工さんを見てきましたが、何も指示せずにしっかりと施工できている大工さんはほぼいません。
通気層であればサッシ周りが閉じてしまっていたり、空気の流れが出来ていない=「通気層」ではなく「流れない空気層」になっていたり・・・。
屋根裏の耐火ボードを上部まで突き付けてしまい換気できていないなど・・・。
たくさんの家を建ててきた大工さんが出来ていないということは、同業他社やその現場監督などは全く分かっていない証拠です。

当社では私が直接指示をしてしっかり施工しています。

窓のLoweガラスだけに頼るのではなく正規の施工方法を徹底することで住宅の長寿命化+遮熱効果が得られます。

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前向きにご検討中の方へ

当社では工事品質確保のため年間着工棟数を6棟と決めております。

工事進行は1か月程ずらし、2棟づつ並行していきます。

7月に2件の引き渡しがあり、現在2件着工中で、他に工事待ちが4件あります。

ありがとうございます。

4件のうち1件はお施主様の都合で来年着工となっています。

現在、完成に一番早い工事枠は2021年1月着工、6月末完成となっております。

その次は2021年4月着工、9月末完成となっております。

当社ではモデルハウス見学・相談後、追客営業はしておりません。

前向きにご検討されている方で完成希望時期がある方はお早めにご検討・ご連絡のほどお願い致します。

「デザイン・性能・コストパフォーマンス」こだわりを持った小さな会社ですのでご了承ください。

宜しくお願い致します。

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エアコン配管気密処理

先月に引き渡しが完了した坂井市の超高性能住宅。

エアコン取付も完了。

エアコンはお施主様による手配のため、スリーブとエアコン配管内の気密処理について事前にお施主様に伝えてありました。

しかしこの家は超高気密(C値0.2)で付加断熱50ミリあります。

普通のエアコン取付職人では心配になり、気密処理は自分ですることにしました。

こんな性格だから会社を大きくできませんでした(笑)

奥にあるスリーブと配管の間を埋める必要があります。
P8040004.JPG

スリーブまでの距離は角波8ミリ+下地15ミリ+耐火ボード9ミリ+付加断熱50ミリ+ダイライト9ミリ=82ミリ以上です。

通常のコーキングノズルでは届かないため、ロングノーズを購入し施工しました。

P8040005.JPG

コーキングを奥に押し込むように充填し、さらにヘラでなぞっていきます。
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シールパテが無かったのか?シーリングされていたので変性シリコーンで二次防水のコーキング。
P8040007.JPG

カバーにコーキングして完了です。
P8040008.JPG

今回、自分で施工して良かったことが気密処理以外にもたくさんありました。

・カバーを留めるビスが鉄ビスだった。→ステンレス製に交換しました。
当社施工の電気配管など外部ビスはすべてステンレス指定です。

・シリコーンシーラントが使用されており、変性シリコーンに打ち換えられた。
耐久性も変性シリコーンのほうが良いですし、シリコーンシーラントは可塑剤というものが混入しており、数年すると化学変化で周囲の外壁が汚れてきます。

・ゴミがたくさん落ちていた。→拾って帰りました。
外壁に穴をあけた屑やビスなどが落ちていた・・・。

ごみ以外のことは何年か経って悪症状が出てきます。

事前に改善出来て良かったです。

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上棟

Y様邸の上棟です。

猛暑の中、職方の皆さん本当にお疲れさまでした。

お施主様もいろいろとありがとうございました。
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上棟時の私の仕事は、現場に着いたらまず地鎮祭でお祓いしたお酒を安全祈願のため建物の四隅にかけます。

そして、ひたすらごみ拾い(笑)

光景を見た人は(社長がごみ拾い?)と思うかもしれませんが、職方が仕事しやすいように環境整備は立派な仕事です。

納まりなどは事前に棟梁と材木屋と私で綿密に行っているため当日の作業指示はほぼありません。

その後は職方の休憩や昼ご飯の準備・後始末をして、またごみ拾いです。

運動部のマネージャーのような仕事です。

作業後はお施主様に現場説明をして帰社します。

帰社したらペットボトルを洗ったりと、またマネージャー業です。

P8050013.JPG

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なんと!上棟日に2階部のボード張りと防水紙張りまで施工しました。

この現場の棟梁は誠実でものすごくマメな大工です。

準備・段取りも先の先まで考える、良い意味で職人にしては珍しい人です。

この日も耐火ボード(黄色の物)を自身の作業場でプレカット(事前カット)してくるという離れ業をやってのけました。

暑い日が続くので気を引き締めて頑張っていこう!

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