不便していなかったのに勿体ない・・・。
担当の営業とエンジニア、運搬するのに運送会社の人が2人来ました。
複合機は重いので床に傷をつかないようにする養生材も堅めの物でした。
運送会社の人が床養生をしてくれたのですが、敷くときに「ゴンッ」と明らかに横着な敷き方をして、養生材の角で床を傷つけていました・・・。
床を傷つけないようにするための養生材で傷つけるという本末転倒な始末(笑)
お客様の家だったら許しませんが(その前にこんな業者使いませんが)、自分の設計室なので何にも言わずに目をつむりました。
せっかく会社が優良な養生材を用意してくれているにもかかわらず現場の人間がそれをダメにする・・・。
これって大手あるあるなんですよね。
建築現場でもよく目にします。
とあるハウスメーカーでは上棟前に床断熱と下地まで先行する方式。
基礎に水たまりがある状態で、水を出す作業をすることなく100ミリ以上ある分厚い断熱材と下地を伏せ、最後にブルーシートで雨養生していました。
私からすると感覚的にありえない。
とあるハウスメーカーでは外壁下地に遮熱シートを使用しているのですがサッシ廻りの下地同士がくっついており、通気が出来ない(空気の逃げ道がない)状態でした。
遮熱シートを使っているのに通気出来なく施工するのでは何の意味もない。(実はこれよく見ます)
会社がいくら良い仕様にしても現場がダメなら良い家づくりはできません。
家づくりの中で現場品質は一般の方が一番わからない分野だと思うのです。
だからこそ施工管理=現場監督がいるのですが、ハウスメーカーや大手で志を持って管理している人間が少ないから上記のような事がそこら中で起きているのです。
上記のハウスメーカーの現場監督が当社の大工さんと顔見知りだったらしく、当社の現場を見て「うちの会社もこういう現場を見習わなあかんわ」と言って帰ったそうです。
デザイン・性能・コストパフォーマンスが売りのナチュレスタイルですが、実は一番の強みが現場品質です。
他にもいろいろと書きたいことがあるのですが、多忙のためこの辺にしておきます。
あと、1週間ほどで坂井3冊目の本が発売されるようです。こうご期待!
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