2021年4月より建物の省エネ性能について建築士から建築主(お施主様)への説明が義務化されました。

当社では上記以前より計算による省エネの根拠を説明しております。

「良い家づくり」には必ず「根拠」が必要で、それらをお施主様に示すのは建築士として、また家づくりを携わる者として当然の義務だと感じています。

しかし、よく聞くのが

「うちは太い柱を使っているから丈夫な家だ」
「耐震パネルを使っているから地震に強い」
「性能の良い断熱材を使っているから暖かい」
「樹脂サッシだから暖かい」

それっぽく聞こえるかもしれませんが、現代の家づくりを携わる者として三流です。

冒頭の義務化は建物の省エネ化推進が最大の目的ですが、上記のように「抽象的で最もらしい」言葉に騙されない役割もあるでしょう。

当社の家づくりでは設計段階に「根拠」を計算で数値化して示しています。

【耐震】
建物・基礎共に構造計算による耐震等級3
(積雪考慮、耐火ボードは耐力壁に含めず計算)

【断熱(省エネ)】
断熱等性能等級計算によるUA値の算出(UA値平均0.26)

【気密】
実際のお施主様の家を気密測定したC値を公表=実測平均値C値0.16
モデルハウスで測定し、そのC値を公表している会社もあるようですが、そんなの良くて当たり前です。

他にも内部結露計算やエアコン選定計算も行っています。

計算による数値化というのは家づくりの設計段階で重要ですが、家づくりは机上で出来るものではなく現場で人の手によって作られます。

いくら性能が良くても現場品質が低ければ性能100の物が80にも60にもなってしまいます。

当社の現場品質は同業他社が見学に来るほど高いですが、現場品質については、また機会を見て書いていこうと思います。

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代表坂井3冊目の著書・最新刊→「福井で建てる後悔しない家づくり」

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