一般的に使われている外壁材は「窯業系サイディング」というもの。
3M×0.45Mのパネルのような物を下地に貼り、継ぎ目を防水処理して完了です。
当社の外壁は「塗り壁」を採用しています。
まず、通気層を確保したうえでヌキと呼ばれる下地を細かく打ちます。→「木ずり」と言います。
木ずりの上に防水紙を貼り「ラス」と呼ばれる金網のようなものを貼ります。
ひび割れが起きやすい箇所にはラスを二重に貼っています。
ラスのうえにモルタル下地(下塗り)を施します。
下塗りのモルタルの上に、中塗りのモルタルを塗ります。
細かく網上になっているのは、ひび割れ防止のメッシュシートを張っています。
この上に仕上げの塗り壁材を施します。
サイディングと違って手間暇かかるでしょう!
サイディングの工期が約10日ほどに対して、塗り壁は乾燥させる養生期間も含めると40日はかかります。
その分コストも高くなります。
下地からの壁厚はサイディング14ミリに対し塗り壁35ミリ。
壁倍率という壁の強さ=耐震性を示す数値はサイディング1.7に対し塗り壁2.6と1.5倍も強度が違います。
デザイン・コスト・工期・耐震性、いろいろな価値観があると思いますが、間違いなく言えるのは、塗り壁のラフ仕上げはカッコいいですよ!