左から
A 樹脂サッシ+トリプルガラス(Low-Eガラス)+クリプトンガス。
B アルミ樹脂複合サッシ+トリプルガラス(普通のガラス)+アルゴンガス。
C アルミ樹脂複合サッシ+ペアガラス(普通のガラス)+普通の空気。
計測時の外気温1.7度、室内気温24度です。
枠部分の平均表面温度はAが20度、Bが17度、Cが15度でした。
この時の暖房はエアコンを使用しています。
ガラス部はAが22度、Bが20度、Cが17度、以外と思われる方も多いと思いますが枠よりガラスの方が暖かいのです。
サーモグラフィーの画像を見ても分かりますが、ガラス中央部より枠近辺のガラスの方が温度が低いのが分かります。
ということは、枠の性能は枠単体だけではなく、ガラスや空気層の影響も受けることも考慮しないといけない。
ちなみにこちらは同じ事務所についている2重サッシの画像。
外がアルミサッシのペアガラス(普通の空気)
内が樹脂サッシの単板ガラス
内側の樹脂枠の表面温度は平均22度、ガラスの表面温度は平均19度。
Low-Eガラスと普通のガラス、クリプロンガス・アルゴンガスと普通の空気の違いが分かります。
窓の性能だけ考えれば、樹脂サッシや木製サッシにLow-Eガラスとガスを入れれば良いのですが、そんな簡単なことであはありません。
前回の記述のように耐久性が樹脂や木製よりアルミのほうが良い、またコスト面も重要です。
メンテナンスが必要だとか、雨漏りする可能性があるので必ず窓上に小屋根を付ける必要があるとか、20年でサッシを入れ替えないといけないとか・・・、そういうのも億劫です。
現実的には「アルミ樹脂複合サッシ+トリプルガラス(Low-E)+アルゴンガス」というものが窓として一番よさそうです。
今回の検証を「ナチュレの家」の品質向上に活かしていきますよ!
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