中3の長男は硬式野球、小6の次男はサッカー。
兄弟が3才違いは何かと重なりたいへんでした。
今回は長男側に私が同行し、次男側には妻が同行。
長男のチームは「グランドチャンピオン大会」という全国選抜大会の出場をかけた中日本予選大会。
25チームが参加するリーグの最後のビッグ大会です。
春の中日本大会では優勝チームに0-1で惜敗し3位でした。
夏のローカル大会準優勝や3位といった経験をしてチーム力も上がってきており優勝を狙っていました。
順当に行けば準決勝で前回優勝チームと戦います。
手前味噌ですが長男はチームのエースとして強豪と戦うときに登板しているので今大会も準決勝に投球イニングを残して望むものと思っていました。
小中学生は「投球イニング制限」といって体を壊さないように登板できる回数が制限されてるので、すべての試合に出れるわけではありません。必然的に部員数(特にピッチャー)が多いチームがトーナメントでは有利になるのです。
1回戦、直近の練習試合では長男が登板せずに勝利しているチームでした。
1点を先制し良いスタートでしたが・・・、3連続フォアボールやエラーが続きどんどん失点していきます・・・。
流れの悪いまま、あっという間に5回コールド(1-9)負け・・・。
バスケットでは上手いチームがたいがい勝ちますが、野球の場合は上手いチームが勝つとは限らない典型的な試合展開。
野球というスポーツの怖さを改めて感じました。
野次的な声援がひどかった相手チームベンチ。
「俺が投げて黙らせてやりたかった!」という言葉もむなしく、長男は登板機会ないまま中学野球が終わりました・・・。
友達と遊びたい盛りでしょうが、どんな時も野球を優先し、チームのエースとしてチーム練習以外に自主トレにも励み、特にこの一か月間は大会に向けハードなトレーニングを積んできました。
力を発揮する間もなく終わってしまったことは可哀想でしたが、これがチーム(団体競技)、これが野球。
良い人生経験と共に、この悔しさ歯がゆさを持って高校野球で花を咲かせてほしいと思います。
長男は現在167センチ61kgとピッチャーとしては恵まれた体格ではありません。
全国の強豪チームには180センチ前後70~80kgのピッチャーが数多くいます。
そんな猛者達と投げ合ってる姿は小さくも勇ましく見えていました。
指導者方にも「小さくてもこれだけできるということを見せてやれ!」と言われたそうです。
高校野球には「甲子園」という、球児なら誰もが憧れる大舞台があります。
長男も甲子園を目指し、野球の強豪校に進学を希望しています。
その高校は全寮制のため、共に過ごせるのもあと5か月。
中学野球も終わり、一息つく間もなく次のステップがスタートしています。
私も残り5か月、長男の「夢」のために精一杯応援し、悔いの残らないよう時間を有意義に使っていきたいと思っています。
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