外壁はガルバニューム鋼板とエイジングブリックタイル、ダークブラウンの板貼り。
施工前ですが周囲に2Mの木製フェンスを設置してプライベート空間にします。
屋根を出すことによって屋根付きテラスになり、個性的なデザインになりました。
また南側の屋根を出し東西の袖壁を斜にすることで夏の日差しは遮り、冬の日差しは取り入れ、西日も効率よくカットできます。
プライベート空間になる場所、周囲には瓦チップを敷きました。
玄関ドアは木製ドア、アメリカのシンプソン社製、キックプレート付きです。
インダストリアル感を出すために玄関ポーチはコンクリート(モルタル)仕上げとなっております。
【玄関】
エイジング塗装を施した木製ドア。
左右のドアにはアイアンラティスを取付、正面ドアガラス部にウォールステッカーでデコレーションしました。
玄関横には便利なファミリー土間収納を設けました。
ウォールステッカー越しに見えるリビング、結構気に入っています。
【リビング】
床はフランス産ボルドーパイン、ブルックリンなのに(笑)、愛嬌ということで。
天井はグレー色の壁紙と吊パイプ照明でインダストリアル感を演出。
吊パイプが既製品では長すぎたためアレンジして取付ました。
外部でも使用したエイジングブリックタイル。
10~30ミリのオウトツがリアルな立体感を出しています。
鉄骨階段は黒皮(鉄色)そのものを出したかったので黒皮+クリア塗装。
手すりに使われている角材は加工されるときに黒皮が取れてしまっているので鉄風塗装で合わせました。
オーナー様より好評をいただいているサンルームより直接収納できるリビング便利収納。
男前な格子窓にステッカーを張ってみました。
【キッチン】
下台をパイン材でオープン収納型に造作。
「キッチン」としてまとめての発注ではなく下台・天板・吊棚・機器と分離発注でコストを抑えました。
一般的に高くなるオーダーメイドのキッチンでも工夫すればコストダウン可能です。
ステンレスのヘアーライン仕上げ。
カップボードも造作。
背面壁は輸入古材「バーンウッド」を使用。
日本の木では出せない表情です。
キッチン奥はパントリー。
ドア横の黒い部分は鉄板にチョークボードペイントを施し、磁石のくっつく黒板を作りました。
【洗面室】
セレクト品で造ったオーダー洗面化粧台。
使い勝手の良いように棚を計画。
お風呂とサンルームへに直結する家事楽動線となっています。
【サンルーム】
洗濯機はサンルームに設置。
南面に3畳の広さが確保でき、4人家族だと充分な広さです。
アクセントクロスとウォールステッカーが良い感じ。
干したものをそのままリビングへの便利収納。
【トイレ】
手洗いもセレクト品で造ったオーダー品です。
【ソファ・ローテーブル】
ソファは天然木+レザーのカウチソファ、ローテーブルはケーブルドラムに蜜蝋ワックスを塗りました。
ケーブルドラムとは、もともと電気配線が巻かれていたものです。
電気工事の材料屋さんからもらいました。
【ダイニングテーブル・チェアー】
テーブルは古材の天板とアイアン脚で作製。
それぞれ分離発注でコストダウン、天板は蜜蝋ワックスに水生クリア塗装で仕上げております。
椅子は雰囲気に合うものをチョイス。
【TVボード】
TVボードは、なかなか見合うものがなく、ネットで探した作家さんに作ってもらいました。
アイアン+古材の組み合わせ。
【ラック】
リビングラックとサンルームにあるラック共に自作でリメイクしています。
ホームセンターで売っている安いスティールラックの脚だけ鉄風塗装し使用。
棚部はパイン無垢板に植物オイル仕上げで組み立てました。
このモデルハウスは「デザイン×性能×ローコスト」ということでコストにもこだわっています。
今回紹介した、
ソファ+ローテーブル+ダイニングテーブル・チェアー+TVボード+ラック(2個)=15万円です。
自作でリメイクした手間代は入っておりませんが、一般的にLDの3点セット(ダイニングテーブルセット、ソファ、TVボード)だけでも50万円はかかると思うので、かなりのコストダウンに成功していると思います。
このモデルハウスの参考価格:本体価格1,680万円(税別)